20年ぶりの決勝を目指した韓国、準決勝で惜敗
韓国男子ホッケー代表は10月1日、愛知・名古屋アジア大会の準決勝でマレーシアと対戦し、1―2で敗れました。2006年のドーハ大会以来となる金メダル、そして20年ぶりの決勝進出を目指していましたが、あと一歩届きませんでした。
試合は岐阜県各務原市のグリーンスタジアムで行われました。韓国はミン・テソク監督の下で戦い、敗退後はパキスタンとの3位決定戦に回ります。
韓国は前半を0―0でしのぎましたが、第3クオーターに2点を奪われ、マレーシアに1―2で競り負けました。
予選では日本に逆転勝ち、A組2位で4強入り
韓国は予選リーグのA組で4勝1敗、勝ち点12を記録し、インドに次ぐ2位で準決勝に進みました。特に予選最終戦では開催国の日本に逆転勝ちし、上位進出につながる大きな勝利を挙げていました。
一方、対戦相手のマレーシアはB組を5戦全勝で勝ち上がったチームです。予選では34得点、失点はわずか4点と、攻撃力と守備力の両方で際立った数字を残していました。
この成績が示す通り、韓国にとっては得点を奪うだけでなく、相手の攻撃を長時間しのぐことも重要な課題でした。試合序盤からマレーシアが攻勢を強めるなか、韓国は守備の集中力を保って対抗しました。
GKの好守で前半は無失点
マレーシアは準決勝でも積極的に攻めましたが、韓国はゴールキーパーのキム・ジェヒョンを中心に粘り強く守り、前半を0―0で終えました。相手のシュートを止め続けたことで、韓国は後半に勝負を持ち越すことができました。
ホッケーは、相手のゴールに向けてボールを運び、得点を競う競技です。ゴール前で短時間にシュートが続く場面も多く、守備側にはゴールキーパーの反応だけでなく、選手同士の連携や素早い位置取りが求められます。
前半を無失点に抑えた韓国は、後半に反撃の機会をうかがいました。しかし、勝負の流れが大きく動いたのは第3クオーターでした。
第3クオーターに失点、イ・ガンサンがすぐ同点弾
第3クオーター開始から10分、韓国はマレーシアにペナルティーコーナーを与え、先制点を許しました。ペナルティーコーナーとは、守備側の反則などを受けて攻撃側に与えられるセットプレー(決められた形から再開する攻撃)です。
韓国は失点から2分後、イ・ガンサンがゴールを決めて1―1に追いつきました。先制された直後に試合を振り出しに戻し、韓国にも流れを引き寄せる好機が訪れました。
ところが、その3分後に韓国はペナルティーストロークを与え、マレーシアに勝ち越し点を奪われました。ペナルティーストロークは、反則によって得点機会が妨げられた際などに、ゴールキーパーと攻撃側の選手が向き合って行うシュートです。
第4クオーターも攻めたが、同点には届かず
1点を追う韓国は第4クオーターに攻撃を強め、試合終了まで同点ゴールを狙いました。それでも、マレーシアの守備を崩して追加点を奪うことはできず、スコアは1―2のまま終了しました。
一度は同点に追いつきながら、再び勝ち越された展開は韓国にとって大きな痛手となりました。とりわけ、同点ゴールからわずか3分後に失点したことが、試合の行方を決める場面になりました。
マレーシアは予選で示した高い得点力を準決勝でも発揮し、決勝へ進みました。韓国は敗れたものの、前半の堅い守備とイ・ガンサンの得点を足掛かりに、最後まで追い上げを試みました。
五輪出場権は逃し、銅メダルを懸けてパキスタン戦へ
決勝進出を逃したことで、韓国は今大会の優勝国に与えられる2028年ロサンゼルス五輪の出場権を獲得できませんでした。金メダルだけでなく五輪出場にもつながる試合だっただけに、準決勝の敗戦は大きな意味を持ちます。
韓国は10月3日午後4時30分から、パキスタンとの3位決定戦に臨みます。決勝進出を逃した悔しさを切り替え、最後の試合で銅メダルを手にできるかが注目されます。
同じ日、マレーシアとインドが午後7時から決勝を戦い、今大会の優勝国を決めます。韓国にとっては、パキスタンとの一戦が大会をメダルで締めくくるための最後の機会となります。



















