ノ・ジニョンの開始4分弾で先制
韓国女子代表は10月2日、日本の静岡県袋井市にある静岡スタジアム・エコパで行われた2026年愛知・名古屋アジア大会の3位決定戦で、中国を1―0で破った。勝利を決めたのは、試合開始からわずか4分に生まれたDFノ・ジニョンのゴールだった。
前線でプレーしたチェ・ユリが後方へ頭で折り返したボールに、攻撃に加わっていたノ・ジニョンが走り込んだ。ノ・ジニョンはゴール前で頭を合わせ、ボールをゴールへ押し込んだ。このヘディングシュート(頭でボールを打ち、ゴールを狙うプレー)が決勝点となり、韓国は序盤から試合の主導権を握る展開となった。
韓国は前半4分のノ・ジニョンの得点を守り切り、中国を1―0で下した。
8年ぶり、アジア大会で銅メダル
韓国女子代表がアジア大会でメダルを獲得するのは、2018年のジャカルタ・パレンバン大会以来、8年ぶり。今回の銅メダルは、韓国にとって大会通算4個目となった。
この勝利には、長く続いていた中国戦の苦戦を断ち切った意味もある。韓国が中国に勝つのは、2015年の東アジアカップで1―0の勝利を収めて以来、11年ぶりだった。今回の結果を受け、両国の通算対戦成績は韓国の5勝10分け29敗となった。
数字だけを見ると中国が大きく勝ち越しているが、今回は一つの得点をチーム全員で守り抜き、久しぶりの勝利につなげた。メダル獲得と長年の対中国戦の勝利が重なり、韓国にとって節目となる試合になった。
攻撃と中盤をつなぐ布陣
韓国は最前線にチェ・ユリを置き、その後ろにソン・ファヨン、チ・ソヨン、チュ・ヒョジュを並べた。中盤では、運動量と状況判断を持ち味とするチョン・ミニョンと、シュート力のあるキム・ミンジが攻守をつなぐ役割を担った。
守備は4人で最終ラインを作る布陣(後方に4人の選手を並べる形)で、チャン・スルギ、ノ・ジニョン、コ・ユジン、キム・ヘリが並んだ。ゴールキーパーはキム・ギョンヒが務めた。ノ・ジニョンは本来の守備だけでなく、先制場面では前へ出て得点に関わり、攻守両面で存在感を示した。
- 最前線:チェ・ユリ
- 攻撃的な中盤:ソン・ファヨン、チ・ソヨン、チュ・ヒョジュ
- 中盤:チョン・ミニョン、キム・ミンジ
- 守備:チャン・スルギ、ノ・ジニョン、コ・ユジン、キム・ヘリ
- ゴールキーパー:キム・ギョンヒ
中国の反撃をGKが阻止
早い時間に先制した韓国に対し、中国も反撃を強めた。後半5分には、長身のシャオ・ズーチンがゴール前で鋭いヘディングシュートを放ったが、キム・ギョンヒがセーブ(ゴールに向かうシュートを防ぐプレー)し、同点を許さなかった。
その後も中国は攻勢を続け、韓国にとっては守備の集中力が試される時間が続いた。中央の守備を支えたコ・ユジンは相手選手に手を踏まれて包帯を巻きながらプレーし、チームは身体を張った守備でリードを保った。
サッカーでは、リードしている側が相手の攻撃を受け続けると、わずかな隙から同点に追いつかれることがある。韓国はゴールキーパーの好セーブに加え、守備陣が最後まで相手に対応し、序盤の1点を試合終了まで守り切った。
1点を守り抜いた勝利の意味
この試合は、韓国が早い時間に得点したあと、攻撃を重ねるだけでなく、相手の反撃をしのぐ必要がある展開となった。先制点を挙げたノ・ジニョン、決定的なシュートを防いだキム・ギョンヒ、負傷を抱えながら守備を続けたコ・ユジンら、異なる役割を担う選手たちが勝利を支えた。
アジア大会でのメダルは、チームが大会の最後まで競争力を保ったことを示す結果でもある。韓国は2018年以来の表彰台に立ち、さらに中国から11年ぶりに勝利を挙げた。今後の代表チームにとっては、この試合で見せた粘り強さを、次の大会や国際試合でも発揮できるかが注目される。
試合結果
- 大会:2026年愛知・名古屋アジア大会、女子3位決定戦
- 結果:韓国 1―0 中国
- 得点:ノ・ジニョン(前半4分)
- 前半:韓国 1―0 中国
- 後半:韓国 0―0 中国



















