韓国KOSPI、中東の「和解ムード」を背景に6,000ポイントへ肉薄
韓国株式市場が歴史的な節目を迎えています。火曜日のソウル市場では、米国とイランの間で交渉が再開されるとの期待が高まり、株価が3%近く急騰しました。主要指数であるKOSPI(韓国を代表する株価指数)は、前日比159.13ポイント(2.74%)高い5,967.75で取引を終え、一時は6,026.52まで上昇しました。
この動きは、2月末に米国とイスラエルがイランを空爆して以来、初めて6,000ポイントの壁を意識する展開となったことを意味します。市場では、最悪のシナリオ(全面戦争など)を回避できるという安堵感が広がっています。
トランプ氏の発言が呼び水に:米イラン交渉の再開期待
投資家たちが一斉に買いに転じたきっかけは、トランプ前大統領の発言でした。彼は「イランは米国と合意を結びたがっている」と述べ、両国が再び対話のテーブルに着く可能性を示唆しました。
「平和への第2ラウンドが始まるとの期待」専門家は、ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた「ウラン濃縮(核燃料を作るための工程)に関する詳細な条件の交換」というニュースも、合意への期待をさらに押し上げたと分析しています。
このニュースを受けて、外国人投資家と機関投資家が合わせて約2兆ウォン(約2,200億円)以上の買い越し(売った量より買った量が多い状態)を記録し、市場を強力に支えました。
半導体は「大幅高」、防衛関連は「一服」
業種別では、来週に決算発表を控えたテック企業や金融株が上昇を牽引しました。
- 主要銘柄の動き:
- サムスン電子: 2.74%上昇
- SKハイニックス: 6.06%の急騰(110万ウォン台へ)
- 現代自動車: 2.72%上昇
一方で、緊張が緩和されたことで、これまで買われていた「防衛関連株」は下落に転じました。ハンファエアロスペース(-0.46%)やLIG D&A(-0.53%)など、地政学的リスク(地域特有の政治・軍事的リスク)の低下が株価の重しとなりました。
為替と債券市場も安定へ
株式市場の好調に合わせ、為替市場でも韓国ウォンが米ドルに対して8.1ウォン上昇し、1,481.2ウォンとなりました。これは投資家がリスクを取る姿勢(リスクオン)を強めている証拠です。
債券市場では、金利が低下(債券価格は上昇)しました。3年物国債の利回りは4.3ベーシスポイント(0.043%)低下し、3.339%で引けました。これは、市場が過度な不安を捨て、経済のファンダメンタルズ(基礎的な条件)に再び注目し始めたことを示しています。



















