地方消滅の危機を救う「ブウルギョン・メガシティ」の再始動
韓国の釜山(プサン)、蔚山(ウルサン)、慶尚南道(キョンサンナムド)の3地域を1つの巨大な経済圏に統合する「ブウルギョン・メガシティ(複数の都市を1つに結ぶ巨大都市圏)」構想が再び注目を集めています。
共に民主党の金慶洙(キム・ギョンス)慶南知事候補、全載秀(チョン・ジェス)釜山市長候補、金相旭(キム・サンウク)蔚山市長候補の3人は、この構想を強力に推進することを明らかにしました。
彼らは、ソウルを中心とした首都圏への一極集中を食い止め、地方の競争力を高めるためには、この巨大都市圏の形成が不可欠であると強調しています。
3つの地域が1つになる理由
今回の発表は、かつて推進されていたメガシティ構想が一時中断されたことを受け、それを「復元」させるという強い意志を示したものです。
「釜山、蔚山、慶尚南道が力を合わせることで、ソウルや京畿道に匹敵する第2の成長エンジンを作らなければなりません。」
これは、例えば日本の京阪神(京都・大阪・神戸)が1つの経済圏として機能するように、韓国の南部にも強力な「経済の柱」を作ることを意味しています。これにより、若者の流出を防ぎ、新しい企業を誘致する効果が期待されています。
鳳下村で誓う「海洋首都」への飛躍
象徴的な場所での共同声明
候補者たちは、故・盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の墓域がある鳳下(ポンハ)村に集まり、「ブウルギョン海洋首都メガシティ」の共同出陣式を行いました。
鳳下村は、盧元大統領が掲げた「均衡発展(国全体のバランスを整えること)」の精神を象徴する場所であり、ここでの宣言は特別な意味を持ちます。
今後の展望と課題
- 交通インフラの拡充: 3つの都市を30分から1時間圏内で結ぶ鉄道や道路の整備。
- 産業の融合: 釜山の港湾、蔚山の自動車・造船、慶南の製造業を連携させたシナジー創出。
- 行政の壁の撤廃: 自治体間の境界を越え、共同で政策を決定するシステムの構築。
今回の宣言をきっかけに、停滞していた南部地域の発展が再び加速するかどうかに、多くの関心が寄せられています。



















