現職警察官が、人工知能(AI)で知人の顔を合成した性的搾取画像などを制作し、テレグラムのチャットルームに拡散した疑いで拘束されたとの報道がありました。ハンギョレ(한겨레)は、ソウル東大門警察署(서울 동대문경찰서)所属の警部補が先月拘束されたと伝え、聯合ニュース(연합뉴스)の英語版記事の見出しも、警察官1人が性的搾取画像を制作・拡散したことに関連して逮捕されたと報じました。報道時刻は2026年10月4日午前です。
背景と経緯
ハンギョレの報道によると、捜査はテレグラムのチャットルームで偽の映像が拡散された事件を追う過程で行われました。同報道は、釜山警察庁(부산경찰청)が昨年12月、身分を隠して捜査できる許可を裁判所から得た後、数カ月にわたって捜査したと伝えています。
報道によると、警察は今年8月、当該警察官の携帯電話やコンピューターなどを押収捜索しました。また、聯合ニュースの英語版記事は、携帯電話のデジタル解析でディープフェイク画像約2,600点、児童性的搾取画像約1,600点、違法撮影画像約1,300点が見つかったと伝えています。さらに、AIを使って知人の裸体画像を約400点作成し、そのうち数十点をテレグラムのチャットルームに拡散したと報じられました。
ハンギョレは、この警察官が警察官に採用される前、類似事件で起訴猶予処分を受けており、採用後も犯行を続けていたことが捜査で分かったと伝えました。同報道は、当該処分は警察公務員の採用欠格事由には当たらないと説明しています。
このニュースが意味すること
今回の事件は公務員の犯罪疑惑であることから、警察組織の採用・服務管理や捜査結果への関心を高める可能性があります。ただし、報道された内容だけでは、警察官が職務上の権限や内部情報を犯行に利用したかどうかは分かりません。そうした関連が確認されたかのように、話を広げて解釈すべきではありません。
画像の枚数は被害者の数と同じではありません。同じ人が写った画像が複数ある可能性があり、報道では被害に遭った人の数や身元は示されていません。知人の顔を合成した画像を作成・拡散したという内容は、当事者のプライバシーや安全に直接影響を及ぼし得ますが、現在公表されている根拠だけでは、個々の被害状況を特定するのは困難です。
たとえば、自分や知人の顔を合成した画像が拡散された疑いがある場合、この報道が扱う事件と自身が経験したことが同じ事件なのか、まず確認する必要があります。この報道だけでは、関連するチャットルームや被害申告の手続き、削除支援の方法を断定できません。
拘束は捜査・裁判手続きにおいて身柄を拘束する措置であり、有罪判決が確定したことを意味しません。報道された容疑や捜査結果は、確定した事実と区別して読む必要があります。
関連する制度・支援情報
社内の法務案内によると、捜査段階で拘束された被疑者は、拘束適否審査(구속적부심사)(拘束が適切かどうか、裁判所に改めて判断を求める手続き)を請求できます。被疑者本人だけでなく、弁護人、配偶者、直系親族、兄弟姉妹、家族、同居人または雇用主も請求できると案内されています。ただし、釈放するかどうかは裁判所が決めるため、請求しただけで釈放が保証されるわけではありません。
起訴された後は、被疑者ではなく被告人が保釈(보석)を申請できます。保釈は、裁判所が定めた条件のもとで裁判を受けるよう、身柄を釈放する制度です。裁判所は、出廷誓約、居住地の制限、出廷保証書などの条件を定めることができます。正当な理由なく裁判に出廷しなかったり、条件に違反したりした場合は、保釈の取り消しや再拘束、保証金の没収などが問題となる可能性があります。
この事件の当事者が現在起訴されているか、拘束適否審査や保釈を申請したかは、提供された報道からは確認できません。したがって、上記の手続きは類似の状況に関する一般的な情報であり、実際に適用されるかどうかや判断は、事件の段階や個別の事情によって異なります。
報道によって異なる点
画像の枚数には違いがあります。聯合ニュースの英語版記事は種類別に約2,600点、1,600点、1,300点と伝え、ハンギョレは合計で5,600点余りと報じました。種類別の数字を単純に合計した値と総数は一致しないため、報道だけで正確な枚数を確定するのは困難です。
犯行期間や容疑の表現も完全には一致していません。聯合ニュースの英語版記事は、知人の顔を使った約400点の画像の制作期間を2022年3月から今年7月までとし、ハンギョレは2022年から今年までと伝えました。容疑について、聯合ニュースの英語版記事は画像の所持・制作・拡散と要約し、ハンギョレは性的搾取物・偽の映像の所持、偽の映像の制作・頒布などを挙げました。
確認された事実と、まだ分かっていないこと
確認された事実
- 聯合ニュースの英語版記事は、警察官1人が性的搾取画像の制作・拡散に関連して逮捕されたと見出しで伝えました。
- ハンギョレは、ソウル東大門警察署(서울 동대문경찰서)所属の警部補が先月拘束されたと報じました。
- 報道では、知人の顔を合成した画像の制作とテレグラムのチャットルームへの拡散、違法画像が多数見つかったことが伝えられました。
- ハンギョレは、この警察官が待機発令を受けた後、拘束を受けて職位を解かれたと伝えました。
まだ分かっていないこと
- 画像が実際に誰に送られたのか、被害に遭った人が何人なのかは分かっていません。
読者が確認すべきこと
- 続報で拘束状態や起訴の有無が確認されるか注目してください。捜査段階か裁判段階かによって、拘束適否審査や保釈などの手続きは異なります。
- 画像の枚数や犯行期間が追加で報じられた場合は、種類別の数字と総数、各報道の表現を区別して確認してください。
- 類似事件で拘束された家族や知人を支援する場合は、拘束適否審査の請求資格や必要書類について法律の専門家に確認し、起訴後は保釈申請が可能かどうかを別途相談できます。
参考資料
- 逮捕・勾留・釈放・保釈には、どう対応すればよいですか?
- あわせて参照した報道: koreatimes.co.kr
- あわせて参照した報道: hani.co.kr




















